ツイッターでじっちゃま @hirosetakao のツイートをいつも見ています。
投資情報の中に人生の知恵や勉強になることを沢山ツイートされているんです。
そのツイートが素晴らしすぎる・・・ということでまとめてみました!
ツイートだと流れていってしまうんですよね(T_T)
それが残念すぎて・・・。
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じっちゃまの勉強になるツイート
【スイス秘密口座に関する昔話、しようか?(笑)】
スイス秘密口座に関する昔話、しようか?(笑)
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
僕がNY来たのは1988年なのですが、その後、当時僕が勤めていた英国のマーチャントバンクSGウォーバーグがスイス銀行(SBC)に買収されたんですね。そのとき、NYオフィスでちょっとした悶着があった…
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
むかしスイスのプライベートバンクは顧客の秘密を護るため「ナンバーアカウント」と言って顧客名を出さず、「口座番号43285646754」などの数字だけで管理していました。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
第二次世界大戦のユダヤ人虐殺のとき、たくさんのユダヤ人がスイスの銀行口座に持っていた資産が、受取人の無いままウヤムヤになったと言われます。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
ひとによっては「スイスのプライベートバンクが、人種洗浄の犠牲者の資産をくすねた!」と糾弾する意見もあった…
まあ、そんな雰囲気だったのでSGウォーバーグ(=ユダヤ系のマーチャントバンクです)では「なぜユダヤ人の敵であるスイスのプライベートバンカーに身売りする?」という突き上げが起こった。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
その後、SBCがUBSと合併し、UBSが米国の証券会社、ペインウェバーを買収するなどしてスイス勢がアメリカの資産運用ビジネスに乗り出す姿勢を見せると米国の当局は脱税やマネーロンダリングの見地からスイスのプライベートバンクの業務の進め方に難癖つけはじめた。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
スイス勢が「秘密口座」のビジネス・プラクティスを諦めたのは、ひとつの法改正ではなく、幾つかのイベントを経て、だんだんそれをやるのがムリな雰囲気になった…ということだと思います。その好例が9/11。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
あのテロを準備する際、いとも簡単に活動資金が送金された事実を重く見た米国当局はAML(反テロ・反資金洗浄)ルールを厳格化しました。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
その後、パナマ・ペーパー事件とかもあり、結局、「スイスのプライベートバンクは脱税を一切ほう助しない!」というのが明確に打ち出されたのは2015年頃(?)だったように記憶しています。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
「秘密口座」というビジネス・プラクティスを継続したことにより、スイスのプライベートバンクが「自分で自分の首を絞めた」代償は大きかったです。CS、UBSを投資対象として考える場合、そういう疑念から来るバリュエーションのディスカウントを気にせず投資できるようになったのは、つい最近のこと。
— じっちゃま (@hirosetakao) 2020年9月7日
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